【図解・要約】古来例外なく男系継承が維持されてきたとは言えない実例検証

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古来例外なく男系継承が維持されてきたとは言えない実例検証
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要約
・皇室典範の用語法を用いて歴史上の女性天皇に当てはめると、男系継承が7例、女系継承が1例、双系継承(男系、女系どちらとも言えない継承)が2例あり、男性天皇でも、男系継承と断定できない事例がある。
・父、父の父、といった形で男性血統を遡っていくとどこかで歴代天皇の誰かに繋がる人物を男系子孫(男系)というなら、歴代天皇は全て男系であるということはできるが、それは後世の視点から系図を元に逆算した見方とも言える。
・実例を丁寧に振り返ると、これまで政府が繰り返し表明してきた「男系継承が古来例外なく維持されてきた」などと、安易に言えないことが分かる。

図解

歴代女性天皇のうち①④⑤⑦⑧⑨⑩の7例は、父は天皇だが母は天皇でも皇族でもないため「男系継承」と言える。

父母共に皇統に属してはいるが、当時の、“女帝の子”は(父親の男性皇族の血筋=男系ではなく)母親である女性天皇の血筋=女系とするルール、に照らし「女系継承」と言える。

父母共に皇統に属し天皇からの血縁の遠さも同じ(天皇の孫)なので「双系継承」と言える。

【男性天皇だが双系的継承と見なせる例 その1】

天智天皇・天武天皇(兄弟)は父母共に天皇であるため双系的継承といえる。

【男性天皇だが双系的継承と見なせる例 その2】

文武天皇(第42代)は即位時点では父母ともに皇族(元明天皇は文武天皇の後に即位)であるため双系的継承といえる。

【男性天皇だが男系継承とは言い切れない例】

欽明天皇(第29代)は父が天皇で母が皇女なので普通なら男系継承と見るべきところだが簡単には言い切れない。
父である継体天皇は傍系としても桁違いな血統の遠さである一方、母の手白香皇女は先々代(仁賢天皇)の皇女(1世)であり先代(武烈天皇)の姉に当たる。
手白香皇女の子ではない欽明天皇の異母兄(安閑天皇、宣化天皇)の血筋にその後の皇位が引き継がれていないことから見ても、欽明天皇は女系と位置付けられていた可能性が高い。

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要約:まー
図解:一両

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